おかあちゃん先生だより no.2
平成23年5月30日
『食事をしっかりかんで食べることはこんなに大切なんです。』
5月28日子育て講演会で歯科衛生士の安部美智野先生から食べることの意味、かむことと健康のつながり、箸を持たせる時期〜食後の仕上げ磨きの仕方までとても内容盛りだくさんの濃いお話を聞くことができました。
噛むことの大切さを「卑弥呼の歯がいーぜ」という言葉で表現できるそうです。
(ひ)は肥満予防
(み)は味覚の発達
(こ)は言葉の発音(口の筋肉)
(の)は脳の発達
(は)は歯の病気予防につながる(唾液の重要性)
(が)はがん予防
(い)は胃の負担を軽くする
(ぜ)は全力投球(スポーツ選手にとっても歯は命・歯を食いしばることができなければ力が出せない)
一定のリズムを作るかむという動作が気持ちを安定させるホルモンの分泌を促し、学力や集中力へとつながるのだそうです。かむことにはいろんな意味があることにびっくりです。
しっかりかんで食べていますか?保育園でも口先だけでかんで飲み込んでしまおうとする子どもたちの姿が増えていて気になっています。食材の味をしっかり感じないまま飲み込もうとするのでオエッとなってしまいます。奥歯でよく噛んで食材の甘みを感じることは感性を育てることにもつながります。また幼児期の食事のあり方が将来の子どもたちの体のつくりと心の安定感へ大きく影響を与えるそうです。話を聞きながら、自分自身が時間に追われて、ついわが子に「早く食べなさい。」と言っているなあと気がつき反省です。「食事は楽しく味わって食べることが栄養になります。それは体はもちろんですが、心の栄養となりそれがその子の生きる力へとつながっていくのです」そんな安部先生の言葉が心に響きました。子どもたちは信頼している人に褒めてもらうとうれしくてぐんと力を発揮することができます。食卓が楽しく笑顔で囲める場にしていきたいですね。我が家も今日から、まずは食事をすすめる私自身が笑顔でいようと決心しました。
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